やるまい会

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狂言やるまい会とは

能楽師狂言方和泉流野村派十二世当主の故野村又三郎信英により、大正7(1918)年に玄人候補生の研究会として創立された【也留舞会】を、十三世・故野村又三郎信廣が愛好家による素人結社として引き継ぎ、さらに【やるまい会】と表記を変えて、関東や関西で活躍されている人間国宝をはじめ、実力派の演者を招聘して開催してきた狂言鑑賞会に発展させ、昭和34(1959)年に名古屋で第1回公演を開催しました。
毎年、名古屋と東京で年1回ずつ自主公演を開催し、名古屋公演は平成9年まで〈熱田神宮能楽殿〉、平成10年からは〈名古屋能楽堂〉にて、また東京公演は国立能楽堂・宝生能楽堂・喜多能楽堂・セルリアンタワー能楽堂等で実施しています。
現在、定期的に開催されている公演の中で、狂言の演者が個人で企画・運営し、流儀・流派に拘らない狂言会としては最も歴史があり、昭和時代中期から会名や形態を変えることなく続く貴重な会です。

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主催者であった十三世・又三郎信廣は、大きな節目である第50回名古屋公演「和泉流大狂言会」が盛大かつ盛況裡に終えたのを見届けたのち病に倒れ、その年の暮れに86歳で天寿を全うし鬼籍に入りました。現在は嫡男の十四世・又三郎信行が師父の遺志と芸を継承し、一門の者との自主公演を中心としながら、能楽堂での公演のほか、小学校・中学校・高校での出張公演や聴講型・体験型の講座、イベントアトラクションや各種団体・組織を対象にした講演・セミナー・ワークショップ等で、能狂言の普及・発展に尽力しています。また、玄人・専門家としての後進の育成や、【也留舞会】における老若男女の素人・愛好家の指導、大学の非常勤講師や俳優養成所の特別講師など、活動は多岐にわたっています。

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